竹内久一著『鑿と趣味』

総頁数:四六判、560ページ(解説及び解題含む)
保 存:PDFファイル形式
定 価:2,160円(税込)
送 料:2枚まで 180円
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好古叢書の二枚目!は、竹内久一著『鑿と趣味』です。

水谷乙次郎著『幻花繚乱』
に続いて、CD-ROMの形でお届けする好古叢書の二枚目は、竹内久一(たけのうち・ひさかず)の文章を集成した『鑿(のみ)と趣味』です。
竹内久一は、高村光雲と双璧をなす明治期の彫刻家ですが、残念なことに光雲に較べてあまりにその名前は知られていません。理由は幾つかありますが、その一つは久一に一冊の著書もなかったこと。光雲には『光雲懐古談』という著書があり、そのうち自伝的にまとまった「昔ばなし」の部分は、タイトルを変えてその後三度も出版され、読み継がれています。
では、久一は文章をあまり遺さなかったのでしょうか? 確かに、久一は文章を書くことを好まなかったのか、自分で執筆したものはほとんどありません。しかし、久一にインタヴューしそれを文章に起こした、いわゆる聞き書きの類は数多く遺されています。もっとも、それは光雲とても同じことで、光雲の本も聞き書きによるものだったのですから、久一の文章を集成したものがあっても少しもおかしくはなかったのです。事実、雑誌『書画骨董雑誌』の編集者だった添田達嶺が久一の聞き書きを本にする企画を考えていましたが、不幸にして実現には至りませんでした。
では、久一の文章は、読むに価しないのか? と言えば、むしろその逆です。日本美術史や彫刻に感心のある人には必見の、自他の彫刻に関する話は無論のこと、江戸以前の風俗や骨董に関する蘊蓄や、根付談義や趣味仲間・清水晴風らとの遊びの思い出等々を次々と披瀝する久一の語りは絶妙で、少しも読者を飽きさせません。ならば、「好古叢書」の二枚目は竹内久一を──という訳で『鑿と趣味』をお届けする次第です。
好古叢書一
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表紙


主人紹介


幻花入門


東京逍遙


燈下頬杖
読書三昧



上笙一郎さんを悼む


伸気亭
『斎藤昌三 書痴の肖像』を語る


拙著の
訂正箇所



吉見百穴と
根岸家訪問



土蜘蛛は
コロボックルか!?



横田順彌
著作の想い出

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